プロフェッショナル

これがプロの姿だ!

さて、前回・前々回で撮影したのは私の地元を流れる独立水系をもつ中規模の河川である。この川はかつては悪臭放つ「ドブ川」の代名詞としてその名を知られていたのだが、下水道の整備とそれに伴う高度処理水の活用、自治体の緑道再整備の力により川には植物が生え、(人工的に作られた流れに人工的に運ばれた水・動物も都市に強い種類や人工的に放されたものが殆どと雖も)動物が戻り、近隣住民の目を和ませるまでになっている。

植物:自治体から受注した造園業者により書ききれないほど多数の植物が植生されている。
昆虫:ユスリカが発生している。ありがたくない客だが、一時は水質が悪すぎて発生しなかったくらいだからマシなんだろう。
魚類:清掃役なのか、鯉が放されている。
鳥類:先の鴨たちがいる。子育てもこの川で行っている。

でも、その中でどういうわけか、1羽だけ見慣れない奴がいる。「鷺」である。
冠羽と背中の毛から考えてコサギだと思われる。
コイツは先に書いたとおり、他に全く鷺がいないのに単独でこの川の近くに住み付いている。
普段は人間の見えないところにいたり、人間に姿を見せるときは見下ろすような高い位置でに見えるところで休んでいたりする。
・・・「呑気だねぇ」と思いたくなるときもあるが、仕事中になるとコイツの表情は一変する。

今回の画像はコイツの仕事中の姿を捉えたものであるが、腰をかがめて、眼は真剣そのもの、「獲物さえくればいつでも捕らえてやる」という集中力、まさにプロフェッショナルそのものである。

傍で見ている私がこんな表情のプロフェッショナルになれるのは果たしてくるのか・・・