まだ新しいのに役目を終えた電柱たち

omake-no-kazu2007-07-14

先日旅行に行った際にこのような写真を撮影した。
比較的新しいにもかかわらず電線もついていない電柱が多数、しかも道路を見るとアスファルトの一部分だけが新しいものである。

ここは岐阜県関市の現長良川鉄道関駅近く、そして撮影したものはかつての名古屋鉄道美濃町線の線路跡である。
その名古屋鉄道美濃町線であるが、1回の短縮を経て現在では全線廃止となっているのだが、その短縮の際に短縮区間長良川鉄道に代替させる目的で作られたのがこの区間だったそうだ。

岐阜は路面電車が残る地域としては「最も地元の取り組みが冷淡」と言われた街であったと聞く。廃止にあたっても一部を除き「交通渋滞や交通事故の原因が減る」歓迎されたようだ。

この電柱がいつまで残るかはわからないが、地域性を考えるのにはいい題材なのかも知れない。