手間のかかる話

折返しに備え整備・点検中@三峰口駅

先日、秩父鉄道蒸気機関車牽引の列車に乗った。

実は私、鉄道趣味を持っていながらも蒸気機関車という旧技術のものにはあまり興味がなかったので、見るのは初めてであった。
(地元で「ミニSL」なるものに乗車したことはあったが・・・)

この写真は折り返し時の状況であるが、このときの係員の方の動きを見て非常に勉強になった。
何せ単純な折り返しだというのに作業量が電車やディーゼル車と格段に違うのである。
転車台での方向転換や客車からの解放・連結作業はさることながら、石炭の掻き寄せ・給水・潤滑部への給脂・その他もろもろととにかく係員の方が忙しく動いておられる。
また、機関車自体も非常に高温で近づくこともままならない状況・・・

「古きよき時代」は思い出されるかも知れないが、これではとても安全性や作業性で現代の機関車に分があり、イベント用以外は淘汰されても仕方がない気がする・・・