難しい字チャンピオン?

難しい・・・

先月、ある用事の際に宮城県塩竈市を通過した。

塩竈市という地名だけ聞いて「知らない」とか「読めない」という方が多いかと思われるが、俗に書かれる「塩釜」という字を見れば「あ、なんだ」と思われるに違いない。
恐らく、日本でいちばん記載が難しい自治体のひとつではなかろうかと思うこの地名、同市のサイトを見て難しい字を使う理由を知ったが、これがまたすばらしい。
簡単に言えばこの地にある「鹽竈神社(しおがまじんじゃ)」という神社の名前が由来であるが、「かま」の字の方は「釜」は「竈」の略字ではなく、別の意味を持つ字であるためにあえて「竈」の字を使っているそうだ。(その証拠に「しお」の字の方は現代普通に見られる「塩」を「鹽」の略字として使用しているそうだ)。
これだけこだわりをもって名乗っている「塩竈」の名前、私は大変気に入っている。

でも、このような字を毎回書く市役所の方、腱鞘炎にはご注意を・・・って今は事務処理で手書きをする機会もあまりないかな・・・