これも「イ」

これもイ

先日(id:omake-no-kazu:20070530)地名の「イ」の話をしたが、今回は植物の「イ」の話である。

「イ」という植物の存在を皆さんはご存知だったであろうか・・・?
耳慣れない植物名であるが、日本人ならば一度はお世話になっているに違いない植物・・・畳表など使われるであるイグサのことである。

漢字では「藺」と書き、最も短い名前で知られるこの植物は、昔から畳表として日本人に愛用されてきた。
部屋をはだしで駆け回り、疲れたらそのまま横になって寝転がることのできる床材・・・そして新しい部屋の青畳の匂いは格別であるし、古くなった畳はまた畳表を張替え、青畳となって部屋に帰ってくる・・・どれをとっても畳ならではの感覚である。

しかしながら、最近は部屋もフローリングが多くなり、青畳に触れる機会も少なくなってきた。
時代とはいえ、もう少し見直されてもよいかもしれない。