薪(まき)
拙宅から駅までの経路には燃料会社があるのだが、この日は休日だったのでそこにある薪(まき)を写してみた。
木材・・・人間にとっては最も身近であり最も手に入れやすい熱エネルギー発生源である。
しかしながら薪を作る「薪割り」には道具(斧)とコツがいるとされる。
それでも薪が燃料の主流であったころはかつての人々は「家事」の基本として薪割りを嗜んでいたに違いない。それももはやかなり昔・・・
熱エネルギー取得の主流が扱いやすい石油・電気・ガスに移っている現代の日本では薪割りは一部の方々を除けば「家事」とはいえなくなった。
一方でレジャーの「アウトドア志向」により一般の人でもキャンプなどで薪を使って食事を作ったり、薪割りを体験したりということは増えているのだが、どれだけの人が薪を燃やしたり薪割りを体験したりするときに昔の人の生活を考えることだできるのか・・・?
たまには燃料の変遷と共に昔の人の生活や現代で薪を作ってくれる人のことを考えてみるのも良いかもしれない。