青ポストも今や夢の跡・・・

まだまだ働く赤ポストと封鎖され撤去間

暫く前の話だが、都心の「青ポスト」に撤去予告の張り紙がしてあったので、撮影してみた。

この「青ポスト」は速達郵便専用の郵便ポストで、都心のオフィス街以外ではまず見ることの出来ない設備であった。
通常より優先して配達される速達郵便、かつては文字通り「高速便」としてビジネスを支えていた時期があったのだろう。
しかしながら、時代と共に、電話やFAX・電子メールなどの普及すると共に通常の郵便も高速化してゆき、「速達郵便ならでは」というニーズはかなり縮小されてしまったようである。確かに大都市部ならほぼ翌日-翌々日に届く通常郵便以上のコストをかけても数時間を短縮できるに留まる郵便を送るメリットは薄くなっていると思う。

いい機会なので写真に収めたわけだが、この時点で青ポストは既に封鎖されており、使用停止と撤去予告の張り紙が痛々しかった。
結局このポストはこの写真を撮影した暫く後に撤去されてしまい、今では赤いポストだけが残っている。
2基あったはずのものが1基になると何となく寂しい気もするが、これも時代の流れ・・・